商品について

 
弊店で扱うほとんどの商品は、アンティーク又はビンテージです。明記の無い限り新品ではありません。
その性質上、経年による多少の傷、欠け、擦れなどもありますが、これらは不良品扱いにはなりません。
多少の欠点や貫入等のあるものも、永年に渡り愛され、人々の暮らしとともに生きてきたアンティークの味わいとご理解されるお客様に、新しいオーナーとなっていただきたく、ご来店を楽しみにお待ちいたしております。
ご購入の際には、遠慮せずにお問い合わせください。そして、満足のできる買い物をして頂きたいと願っております。


商品説明

説明文やコンディションの表記には、どんなに客観的に評価しようとしても、随分、私個人の主観が入っていると思います。気に入ったものを仕入れてきて、それを販売しているのですから、当然思い入れもあり、良く見えてしまいます。お勧めする言葉が少し過剰になってもお許しください。
しかし、商品の情報については、できる限り正しくお客様にお伝えできるように、細心の注意を払ってまいります。
万一、間違った情報を提供して、お客様が購入をされたことが明らかな時は、責任をもって返品対応致しますので、ご安心してお買い物を楽しんでください。
 
アンティークとは  概ね100年以上前に作られたものを指します
ビンテージとは  100年に満たないものを指しますが、その前後で表現に苦慮する事も多いです。

陶磁器ののコンディション表示
 
ミントコンディション  新品同様、新品に近い状態
エクセレントコンディション  ごく僅かな擦れ・カトラリー傷がある程度でとても良い状態です
ベリーグッドコンディション  擦れ・色褪せ・カトラリー傷等が多少ある程度で良い状態です
グッドコンディション  擦れ・色褪せ・カトラリー傷等がやや目立ちます

ヒビ・割れ・欠け・貫入がある場合は別に記載します

一点物以外の商品の表示方法
 
コンディションが同等の場合 同一商品として販売します。
画像は在庫の中から1点を選んで撮影します。
ご注文をお請けした際は、なるべく良いものから順に出荷致します。お届けしたものが画像と異な場合がありますのでご了承ください。
コンディションに違いがある場合
お客様に見比べて選ん頂きたい物
別商品として販売します。
画像はそれぞれ別にご用意いたします。
画像・説明文及び、価格を比較して、ご希望の商品をお選びください。



貫入とは

貫入とは、釉[釉薬、うわぐすり](表面をおおっているガラス質の部分)に生じる細かいひび状のものです。陶磁器自体のひびではありません。

陶磁器は、素地に釉を塗って焼きますが、焼成後に冷えていく段階で収縮度の違いによって釉がひびのようになって固まります。これが貫入と言われているものです。釉が厚すぎたり厚みにムラがある場合や、素地と釉の膨張率の違いが大きい時に強く出てしまいます。カップのハンドルやその付け根、高台の周囲に良く見られます。
陶器、半磁器に特に出やすく、近年やっと貫入を抑える技術が確立しましたが、アンティーク製品が作られたころは、陶磁器に貫入を全く入れずに焼成するのはほとんど不可能でした。
貫入がない完品と思われているものにも、目に見えない貫入があることも多いものです。また、本当に貫入の無い近代のものでさえ、長年、内部にストレスが加わっていて、僅かな水分の吸収や温度差、ちょっとした衝撃でで貫入ができたり広がったりします。以前、発送前の商品を、寒い日にお湯で洗って貫入を作る失敗をしたことがあります。

紅茶などのステインが入り込むと、しみができ取れなくなるのではと心配になりますが、意外とヨーロッパやアメリカでは、気にしない方が多いようです。貫入もダメージではなく、アンティークの味と考えて、価値を見出し、付き合っていくのも良いのではと思っています。

とは言え、日本で販売しているのですから、気にしないわけにはいきません。微細で肉眼ではわからない貫入のチェックには、ライトとルーペが欠かせません。
それでも見落としていることがあるかもしれませんが、お客様に安心してお買い物をしていただくために、細心の注意を払って検品し、見つけ出す様に心掛けています。
弊店では、確認できた場合は「貫入あり」と表記し、出来る限りその範囲や多少強弱も記載し、もし可能であれば画像も掲載するようにしております。ご購入の際参考にしていただければと思っています。


商品画像について

ネットショッピングのお客様は、商品を直接手に取って確かめることができません。そこで商品画像がとても重要になってくるのですが、これがまた難しいところです。お客様がどこを見たいのか考えながら、ご用意させていただいておりますが、足りないところも多いと存じます。「ここを見たい」をお知らせいただけれは、できる限り対応致します。
色の再現も大変難しいです。「パソコンのモニターで見たときは良かったのに、ノートやタブレットで見たらどこか違う」などということも、良くあります。照明を工夫したりカメラの調整をしたりと苦労していますが、お客様の環境でどのように映っているのかとても心配です。もしかしたら随分違って見えているのかもしれませんが、多少はご容赦くださいませ。